おじさんの失敗 PR

【体験談】おじさんが副業せどりで失敗した話

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せどりで生活できるようになるぜ!

私にもそう考えていた時代がありました。今から10年ほど前です。ほんっとうに、せどりの稼ぎで生活できるようになろうとしていましたよ。ブックオフに通って携帯電話をポチポチして仕入れを頑張っていましたよ。

結果は惨敗、失敗、大敗。

全然、稼げなかったです。長い月日を経た今、あらためて自分の失敗を振り返ってみたいと思います。なぜ稼げなかったのか、検証もしていきます。せどりをやってみようかなと思っている人の参考にでもなれば幸いです。

せどりをやろうと思ったきっかけ

当時は会社員だった私。なんとなく会社に通うのが辛くなってきていた私。違う業種への転職や、個人事業主になることをぼんやり考え始めていました。そのような経緯から、雑誌やネットで副業情報をチェックするのが日課でした。

そんな私の目に止まったのが、当時流行していたせどりです。

あの頃、土日にブックオフに行くとせどり仕入れをしている人をよく見かけたものです。それくらい流行っていました。テレビや雑誌で、せどりで稼いでいる人が特集されているのもちょくちょく見かけました。

「せどりを頑張れば、副業どころか、専業として生活できるようになるかもしれない!」

夢は膨らむばかりですよ。希望に満ち溢れていましたよ。近所にブックオフと郵便局があったのも、気持ちを後押ししました。「仕入れも発送も近所で済むじゃん!」

そんなこんなで、せどりにチャレンジすることにしました。

実際にやったこと

せどりで稼ぐために、私がやったことを紹介します。

  • ブックオフで仕入れ
  • 師匠に弟子入り

ブックオフで仕入れ

平日は、会社帰りにブックオフへ寄って仕入れするのが日課でした。スーツ姿で携帯ポチポチして、一生懸命仕入れしていましたよ。休日は、何件ものブックオフをはしごです。リュック背負って頑張ってましたね。

ほぼ毎日仕入れをして頑張っていたのですが、1ヶ月あたり数千円から1万円の利益を出すのが精一杯でした。当然、それだけで生活はできません。副業として考えても、月に1万円程度だったら、休日に派遣で1日働けばいいんじゃね?と思っちゃいました。

師匠に弟子入り

ネットで「せどりで稼いでいる有名な人」が仕入れ担当を募集していました。内容は、一定条件のもとでサーチして仕入れた本をまとめて師匠に送るというものでした。送った本の冊数に応じて、お金が支払われるという仕組みです。

「せどりで稼いでいる人に直接会える」「仕入れの仕方を教えてもらえる」というところに魅力を感じて応募しました。応募の結果、採用されまして一度、師匠と一緒にブックオフに行って仕入れの仕方を教えてもらいました。

その後、仕入れ担当として1ヶ月くらいは活動したのですが、あるときから師匠と連絡が取れなくなり、私の手元には師匠に送るために仕入れした書籍が数百冊残りました。

「さて、どうしよう」

家に置いといても仕方ないので、自分で販売することにしました。しかし、Amazonに商品登録して販売したものの、ほとんど売れませんでした。師匠と連絡が取れなくなったあたりでこの結果はある程度、予想はしていましたが、、、

Amazonに出品しても全然売れなかったので、最終的にはすべてブックオフに売り払いました。そうです、私がやったのはブックオフで仕入れてブックオフで売却!

当然、利益は出ません。マイナスです。まさにダメ錬金術。しかし、家にあった在庫をすべて処分できたのでスッキリしたのはよく覚えています。

今振り返ってみての反省点

私はうまくいきませんでしたが、せどりで稼いでいる人がいるのは事実のようです。なぜ、私はせどりで稼げなかったのか、自分なりに振り返って反省してみました。

センスと要領の良さが足りなかった

まず、センスが無かったなとは思います。要領良く動いていければ、もう少しは稼げていたなと感じています。センスと要領の良さ不足は、せどりに限らず私の人生全般的にいえることなんですけれども。

行動力が足りなかった

当時の自分なりには頑張っていましたが、行動力も足りなかったのかなーと思います。会社勤めをしていたので、平日昼間はせどりができません。どうしても平日の夜土日だけになってしまいます。

もっとせどりに多くの時間を割いている人は大勢いたわけで、そりゃ敵わないですよね。仮に利ざやの大きい書籍があっても、そういう人たちが先に仕入れてしまうので、良い仕入れができていなかったなと思います。

書籍しか扱わなかった

私のせどりで扱う商品は、書籍のみでした。当時からおもちゃや電化製品などを対象としたせどりをやっている人もいましたが、仕入れの初期費用が高くなりそうだったので手を出せませんでした。

書籍はもともとの値段がそこまで高くありません。そのため、利益もそれなりです。薄利多売で頑張っていたのですが、うまくいかなかったですね。

ただし、専門書の類や大学の教科書医学書は比較的、安く仕入れることができて高値で売れました。万が一、自分で販売できなくても専門書専門に買い取りをしてくれる業者である程度の金額で買い取ってもらえるので助かっていましたね。


仕入先がブックオフだけだった

仕入先がブックオフだけだったのも、よくなかったかなと思います。何回か、個人がやっているような古本屋で仕入れた記憶もありますが、9割以上がブックオフの仕入れでした。

当時はせどりが流行していたこともあり、ブックオフはライバルだらけです。そんな状況で、お宝とか掘り出し物の書籍を見つけるのは難しかったんだろうなと思います。

通信販売を利用して仕入れするのも検討したのですが、実行には移せませんでした。正確にはやろうとしたのですが、通信販売では仕入れたい書籍を見つけることができませんでした。

まとめ

今でも、せどりをしている人の話はよく聞きます。せどりの利益だけで生活できるくらい稼いでいる人がいるのも事実でしょう。でも、それって誰にでもできることではないと思います。

せどりで数千円程度の利益を出すのはそこまで難しくありません。しかし、そこにかかる労力を考えるとほかの手段を選んだほうがいいのでは?というのが個人的な意見です。

もし、それでもあなたがせどりをやるなら、なるべく少ない労力で利益を出せる方法を見つけるのが重要ではないでしょうか。今回は自分の体験をもとにせどりに対する意見なども書きましたが、この「おじさんのせどり失敗談」が誰かの参考になれば幸いです!